遺伝子を傷つける因子

ガンは、細胞の遺伝子異常により細胞がガン細胞化することによって起こります。

遺伝子に傷をつけ異常を起こさせる因子を発ガンイニシエーターといいます。

ガン細胞の細胞分裂を促して、ガン細胞を増殖させる因子を発ガンプロモーターといい、様々な環境因子や発ガン物質が世の中には存在しています。

特に、喫煙は数十年にわたる調査での一貫した結果と、数百の疫学調査により、数多くの部位のガンとたばこの関係が確認されて、強い相関があることが明らかになっています。

又、食生活においては、脂肪とカロリーの摂取を制限することは、ある種のガンの危険率を減少させる可能性があると明らかとなっていたり、脂肪に富んだ大量の肉と大量のカロリーを摂取する人々は、特に大腸ガンにおいて、ガンの危険が増大することが有るなど、食生活は偏らないことが大切だと言うこともわかります。

近年になって日本人に大腸ガンや乳ガンが増えてきた原因のひとつには、食生活の欧米化による動物性脂肪の摂取の増加と食物繊維の摂取不足で、腸での便の停滞時間が長くなって発ガン物質が大腸粘膜と長時間接するため大腸ガンが多くなったと指摘されているように、日本人の身体に合わない食生活というのも要因の一つだそうです。

そしてなによりもストレスですが、ストレスは、様々なメカニズムにより活性酸素を発生させたり、血流の低下をおこすなどして、人間が持つ自然な免疫力を低下させ、多くのガン因子に影響された身体を守りきれなくなり、ガンを増幅させる確率が上がるのです。

ストレスや不満にいつもさらされている心身は、以上に加えて、身体の体温をも低くしてしまい、ガン細胞は低い温度を好むため、平常時体温が36.0℃を下回るとガン細胞が活発に活動し始めるのです。その上、体温低下で免疫力も低下するのです。

コメントを残す