自己不信は根が深い。自分の表層だけを信用しても、深くから不信がこみ上げてくる。深くの自分を信用できれば簡単である。表層はその上に立つ。しかし、深くの自分を信用するためには、深くの自分を思い出さないといけない。それが問題だ。しかし、深くに本当の自分が居るのである。しっかりと座っている。
作家のシルヴィア・プラス(Sylvia Plath)氏は、「創造力の最大の敵は自己不信だ」と日記に書きました。
なんと的確な指摘でしょう。自己不信によって、私たちは自ら創造することをやめ、作品を世に送り出すことを諦めてしまいます。自分の力を正しく認識することができなくなり、ペンや絵筆、カメラなどから何十年も遠ざかってしまいまうのです。