1) 阿羅耶識の転換は<持種依>の<転依>であり、自分が根底的に変わることである。
2) <転依>は、阿羅耶識の持つ二面(人間の深層や人格の全体像といった個人的内的面と、環境を決める外的面)が変わること。
3) 山も川も宇宙もみんな、わが<こころ>の中にある。
4) <阿羅耶識>が変わると<大円鏡智〔だいえんぎょうち〕になる。<識>が<智>になる(転識得智)。
(a) <智>は、あるがままに自己を自覚し親証する認識の構造。空なる自己が空なる自己にたちかえること。
5) <大円鏡智>とは、自分・環境・世界のあらゆるものをありのままに鮮明に映現する<こころ>という意味。
6) <阿羅耶識>は<種子>を保持している<こころ>なので、<種子依>という。
7) <転換本質〔てんかんほんぜつ〕>とは、「もの」が変わることである。
8) 「転換する」ということは、私は私以外のなにものでもないという自覚に覚醒すること。