花粉と放射性物質

スギ花粉、セシウム調査 林野庁福島東部、来月から (産経新聞) – Yahoo!ニュース.

もちろん、このようなことは以前から予測できたことです。

この地域に住み続けると覚悟をした限りは、ホルミシス効果のしきい値を上げるための、自己免疫力の強化に努めていくのみです。そして何よりも、潜在的ストレスの解決です。

さて、花粉にセシウムが含まれる。その事実関係を見てみましょう。

  1. 花粉は、色々なものに付着する性質を持っている。すなわち、逆に花粉より小さなものを付着させるということです。(小さなものとくっつけば、くっついたとは言いません。くっつけたと言います。)
  2. 花粉のサイズと放射性物質のサイズ。
    ウラン     :約0.0005ミクロン
    ストロンチウム :約0.0006ミクロン
    セシウム    :約0.0006ミクロン
    スギ花粉は花粉は30~40ミクロン
  3. 以上からの単純計算。花粉一つには5万個程度(ちゃんと計算するともっとらしい)は、放射性物質が付着する余地があると言うことです。
  4. 植物の成長や生存には、窒素、リン、カリウムなどの元素が必要であり、セシウムはアルカリ金属に属しているので、カリウムという元素と同じ挙動をとると考えられます。
  5. すなわち、カリウムと間違ったままセシウムを取り込んだスギ゙やヒノキは、放射性のセシウムを含んだ花粉を撒き散らし、我々が呼吸や目から放射能を内部被曝することにつながると予想されるのです。
  6. また、セシウム以外にも、プルトニウムやストロンチウム、アメリシウム、トリチウムなども同じように飛散しているので、セシウムと同じように花粉に付着すると理論上は考えられます。

次に花粉が人体に付着した場合の事実関係を見てみましょう。

  1. 本来、花粉は人体に影響のない物質です。
  2. 従って、普通の場合は、当たり前に人体の内部へ取り込まれます。
  3. ところが花粉症は、その人体に無害な花粉を過敏に反応して、体外に排出しようとして、実際にくしゃみや涙など過剰な炎症を起こして排出します。 従って、ほとんど内部には取り込まれません。
  4. 花粉症の原因について最近になって証明されたことですが、花粉に有害な微量な排気ガスなどの粒子が付着した花粉に対し、正常な免疫系の働きをしていた場合に、その有害物を含む花粉に対して正常に反応した結果、その抗体が花粉自体を有害であると記憶した結果であるという研究結果があります。
  5. 従って、花粉症の人は当たり前ですが、花粉自体に対する過剰な反応を持っているので、粘膜に付着した放射性物質を含んだ花粉は即座に排出します。もちろん炎症は辛いので、マスクやゴーグルなど、花粉にふれることを避けるのは今までどおりです。しかし、炎症を薬などで抑えることは慎重に考えなないといけないでしょう。
  6. 花粉症でない場合は、花粉自体が有害なものではなく、放射性物質も、例えばトリチウムは水のような性質なので、体内の深くまで取り込まれます。ストロンチウムはカルシウムと同じように骨の内部、セシウムは筋肉等々、放射性ヨードは甲状腺など一般情報で知るとおりの事実です。従って、当たり前に体内深くまで取り込まれます。

以上から、花粉症でない人ほど、これからの花粉にふれることは注意が必要であることはおわかりになったでしょうか?

花粉症の人は、炎症は辛いですが、よくぞ、以前の花粉に付着した排気ガスなどの微量な有機物質に気づき、その付着した花粉を排除する抗体を作ってくれたものと、この件に関しては考えてもよいと思います。しかし、より花粉にふれない、体に付着させない生活は今まで以上に必要でしょうし、ステロイドなどを使用してせっかくの反応を薬などで抑えるよりも、おこった炎症自体を自らの自然な回復力やそれを応援するような対症療法で、治療するという考えに変えていった方が良いかも知れません。

どちらにしても、自己の免疫力を高めておくことにつきます。