2018年・野菜から放射性セシウムが基準値を超えて検出

 日本で生鮮食品を食べ続けるのは、自分の抵抗力と放射性物質の戦いですから、毎日を活き活きと生きる健康な心の状態が必要です。心身一如です。
その上で、生まれながらにもつ清らかな感受性を使用して、多くの情報の中から生まれる違和感を醸し出し、それに対処する能力を駆使します。
そうすれば、このようなリコール情報を見て、『ああ。やっぱりね』と思い、自分の能力を信頼できるものです。
太極拳などで思い出すもの。それが生まれながら荷物、人間の素晴らしい能力です。ただ生きることを純粋に積みかさねている野生の動物は、毒物の入っているものを食べることはしません。
そのような純な動物の先天的能力の域に戻ることが、内丹術が目指す還虚なのです。

■自主回収の理由生労働省(国立医薬品食品衛生研究所)が実施した市場流通品の買上調査において,出荷制限のかかっていない城里町産「こしあぶら」から基準値を超える放射性セシウムが検出されたため。*放射性セシウム濃度 350Bq/kg(食品衛生法で定められた基準値:100Bq/kg)

情報源: 新規登録情報詳細|リコール情報サイト|消費者庁

環境ホルモン物質に特有な毒性を持っているプロシミドンという農薬

鹿児島産の煎茶に未使用の農薬(プロシミドン)が基準(0.1ppm)を超えて検出されたそうですが、プロシミドンという農薬は、ホルモン作用をもっており、環境ホルモン物質に特有な毒性を持っています。情報によると、「自主回収の理由自主検査により未使用の農薬(プロシミドン)が基準(0.1ppm)を超えて検出されたため。■想定される健康への影響検出されたプロシミドン(0.19ppm)は,体重50kgの人が当該煎茶を毎日9.21kg食べ続けたとしても健康に影響がない量です。」としていますが、世界の基準は下記のとおりです。

例えば、イチゴを基準に調査した情報があります。

■イチゴには皮がなく、そのまま食べるので農薬をそのまま飲むお茶と同等と考えられます。
イチゴに、実際にどれくらいの農薬が残っているか、実験が行われました。(1993年徳島県)
プロシミドンをそれぞれ3日間おきで3回、7日おきで3回散布した後の残留量を調べました。
1993年の時点では、残留許容値は3ppm。これをクリアしているのは、散布間隔7日で3回の14日経過後だけでした。

従って

適正使用基準では散布間隔について特別な規制はありませんが、プロシミドンでは最高使用回数の3回まで繰り返し散布する場合,少なくとも散布間隔を14日は開けることが必要と考えられます。

■ところが、プロシミドンの残留許容値が問題です。
日本では、使用は可能で1993年時点で3ppm、現在は10ppmと高い許容値です。
EUでは使用が禁止され、0.01ppmであり、なんとEUは日本の1000分の1の許容値です。

■プロシミドンの毒性とは。
イチゴ、野菜などでよく残留が検出されるプロシミドン(殺菌剤)は、ホルモン作用をもっており、環境ホルモン物質に特有な毒性を持っています。
1kgの実験動物に対し、12.5mgのプロシミドンの投与により
①肛門性器間距離減少  ②尿道下裂  ③精巣の萎縮  ④停留精巣
1kgの実験動物に対し、2.5mのプロシミドンの投与により
①前立腺の重さの減少  ②精巣の重さの増加などの影響がみられる。

以上のとおり少子化の問題なども含め、もっと研究されるべきとも追います。
男性は特に精巣不全の問題や、前立腺癌などの危険性も考慮に入れた方がいいでしょう。

■実際、一般のイチゴを食べるとどれくらい農薬を摂取していることになるのでしょうか。
東京都の残留農薬検査でイチゴから検出されたプロシミドン0.19ppmについて考えてみましょう。
イチゴ1パックが約300g。(ヘタは軽いのでここでは無視して計算していきます。)6歳の子が、半パック食べたとしたら?(こどもはイチゴ大好きですね)150gのイチゴに残っているプロシミドンは0.19ppm=0.19mg/kgプロシミドンは、0.19(mg/kg)×0.15(kg)=0.0285mg6歳児だと、体重は20kgぐらいですから、0.0285mg÷20kg=0.001425mg/kg体重/日
これはだいたいEUの摂取許容量(ADI)の半分です。日本のADIだと、たったの0.04倍です。イチゴ好きな子なら、1パック全部食べてしまうこともありますよね。すると、EUのADIを超えてしまいます。
小さな子がたくさん食べたら?イチゴ狩りに行ったら?EUでは影響を重く見ていますが、日本は非常に軽く見ていると思います。
(記事引用 名古屋生活クラブ http://1.nagoyaseikatsuclub.com/?eid=169

以上の参考文献
井内晃・谷 博(1993):施設イチゴにおける数種農薬の残留性.徳島農試研報,(29):37~44
ヨーロッパ食品安全庁(FESA) プロシミドンの毒性

2015/1/22追記
上記の文章内に、ADIが記載されていませんが、日本の食品安全委員会が設定したADIは、0.035 mg/kg体重/日、EUは0.0028 mg/kg体重/日です。日本では、健康に影響のある濃度を10倍以上高く見ています。
また、イチゴ狩りに行ったら?と言うのは、特別な状況なので、ADIと比較するものでは有りませんが、EUのARfD(短時間に食べても問題が無いと考えられる量)である0.012 mg/kg体重 と比較しても、0.19ppmのプロシミドンが残留しているイチゴを150g食べると10%になります。
また、この記事を書いた段階では把握していませんでしたが、大阪府の検査で、0.87ppm(2008年)、0.69ppm(2012年)残留しているケースがあります。また、徳島県立農業試験場の残留試験では、3日おきに3回散布した1日後には、実際に7.5ppmの残留がある事や、間隔を14日に空けても3ppm程度残留している事を考えると、大阪府の検査で見つかったものより、更に高濃度に残留しているものも流通していると思います。1ppmのイチゴなら240g、3ppmのイチゴなら80g、10ppmのイチゴなら24gで、EUのARfDに達します。繰り返しになりますが、ARfDは短時間に食べた場合の許容量です。これでも、安心して食べられますか?
(外山)
(記事引用 名古屋生活クラブ http://1.nagoyaseikatsuclub.com/?eid=169

商品名煎茶(新茶)連絡先鹿児島製茶株式会社 本社 経営企画部電話番号:099-269-1221対応方法対応開始日2018/04/09対象の特定情報以下に該当するものが回収の対象です。「煎茶(新茶)」①内容量:100g 賞味期限:2018.12.05②内容量: 50g 賞味期限:2018.12.04   製造者:鹿児島製茶株式会社公表行政機関鹿児島県公表行政機関の掲載情報備考■自主回収の理由自主検査により未使用の農薬(プロシミドン)が基準(0.1ppm)を超えて検出されたため。■想定される健康への影響検出されたプロシミドン(0.19ppm)は,体重50kgの人が当該煎茶を毎日9.21kg食べ続けたとしても健康に影響がない量です。

情報源: 新規登録情報詳細|リコール情報サイト|消費者庁